世界から知るアンティークコインの歴史
貨幣の始まり
~世界最古の貨幣の誕生~
世界最古のエレクトロン貨
「リディアコイン」
紀元前7世紀の終わり頃、現在のトルコ西部を支配していたリディア王国で初代君主ギュゲス王が発行させた「エレクトロン貨」と呼ばれる金と銀の自然合金で出来た貨幣が「人類最初の貨幣」とされています。
アンティークコイン市場の期待と魅力
進化する世界のコイン市場と
発展途上の日本市場
島国である日本と、地続きの国境を持つ国々では、財産に関する考え方が根本的に異なります。
地形的背景もあり、コインの世界での日本は赤ん坊状態といえます。
米国アンティークコイン市場の推移
米国市場コイン価格推移
過去10年で248%の価格上昇
2013年FTフィナンシャルタイムズ記事より転載
~米国市場コイン投資成果~
米国市場では近代コインを中心に、小額のコインを短期的に売買していくスタイルが主流です。
コインの他には絵画、ワイン、切手、宝石、時計など•••クラシックカーの価格上昇も目を見張るものがありますが維持費は桁違いです。
アンティークコインは他のコレクションと違い、保管に困らずメンテナンスも不要です。
英国アンティークコイン市場の推移
欧米富裕層の7 %がトレジャーアセットとして総資産の15%を「アンティークコイン(レアコイン)」として所有し運用ポートフォリオにしています。
※WEB参照
英国市場では古代コインを中心に一定額以上のコインを長期的に所有し、売買を行うスタイルが主流です。
黄色の折れ線グラフが希少切手、グレーがアンティークコインの価格推移を示しています。
1995年から2013年まで一度も価格が下落した事が無いのは「切手とコイン」だけです。なお、切手は市場規模が小さく劣化しやすく保管が困難で安定資産としてコインの比ではございません。
英国でのコイン価格は過去10年で227%、同18年で350%上昇(英国)という驚異的な数字をたたき出しています。
代表的なコインの価格推移
リディア王国BC.561~546年
スターテル金貨 クロイソス王時期
紀元前561~546年にリディア王国クロイソス王時期に発行された世界最古のヘビースターテル純金金貨です。表面にリディア王国のシンボルとなる聖なるライオンと神の使いである雄牛が刻印されています。保存状態はMS★で表面、打刻も最高の状態です。現在の同グレードコインの価格は約2,000万円以上となっていますので過去4年間で500%の価格上昇と言えます。
紀元前405~370年発行
デカドラクマ銀貨Euainetos作
デカドラクマは古代オリンピックゲームの勝利者に贈られる顕彰のための特別製の超大型で、デカは10ドラクマを意味しその重量は42.59g。
※過去のオークション結果
2014年アメリカオークションで、このデカドラクマの作者EUAINETOSの署名の無いタイプAU鑑定品が、BP込で34万ドル(当時円ドル換算:約4,080万円)で落札された事例がありました。
1698年銘 ドイツ
6ダカット金貨 都市景観
神聖ローマ帝国レオポルド1世の都市景観ダカット
表面には精霊と女神、裏面には当時のニュルンベルグの景観が描かれた名品と呼ぶに相応しいコインです。 2005年からの10年間で価格上昇率は400%を超えています。
アンティークコインの売買
全世界で毎日開催されている
様々なアンティークコイン専門オークション
現在、世界の主要オークションは1年間に凡そ600回以上開催されており、中小を含めると年間1200回以上におよび、1日あたり平均2~3会場で開催されている計算になります。
コインオークション
フロアオークション
オークション開催の一ヶ月前にオークションカタログが完成し、ホームページ上でカタログ・出品物が公開されます。
オークション開催までの期間、FAX・郵便・WEB・メールビット(郵便入札)などで入札を受付け、その入札価格をもとに当日のスタート金額が決まります。
出品されたコインは97%以上の高落札率で取引されていますが、落札されなかった3%の原因として
①「コインの保存状態(スラブケースに入っていない生コイン)が著しく悪い」
②「市場に溢れているいつでも手に入る数物コイン」
等で出品者と入札者の落札金額面での意向に沿わないケースがある事が原因として考えられます。
アンティークコインの真贋
アンティークコインの真贋(本物か偽者)と評価の公平性を保つ為、第三者機関格付会社が米国に存在します。
以下の機関は、販売利益とは関係のない第三者機関であり、鑑定と格付けのみを業務とすることにより、公平性を確保しています
-創設以来、数千万を鑑定した由緒正しい鑑定機関-
大切なコインを守る「スラブケース」
コインの品質評価
コインの品質評価は70段階
鑑定では真贋判定は勿論のこと、コインの状態を”シェルドンスケール”と呼ばれる鑑定基準に沿って全70段階でグレーディング(等級格付け)されるので、世界共通の価値が保証されます。
コインの品質状態を表す「打率表」
アンティ ークコインによる資産運用のメリット
アンティ ークコインが投資に向いている ” さらなる ” 10の理由
1、絶対に数が増えない(安心して長期保有できる)
世界の富裕層(特に新興諸国)はアンティークコインに投資する人が多く富裕層に退蔵されると市場から消えます=価格上昇!
2、維持するのが簡単 ポケットに収納出来る「世界遺産」
アンティークコインには固定資産税がかかりません。保管も小さい為貸金庫で十分です。 また、金銀などの材質の特徴から変質しにくく、管理が楽に出来ます。
3、完璧な匿名性
不動産や自動車のような登録も不要です。
持つ人の匿名性が極めて高く資産保全に最適です。
4、投資金額の自由度
少額でも高額でも対象となるコインは、1枚数万円から数億円でも対象となります。10億円以上の価値ある歴史的資産も稀ではありません。
5、安定した世界マーケットの確立(歴史があり信頼できる市場)
スイス金融大手のUBSはアンティークコインのオークションビジネスでも大手として著名です(現SINCONAに分社化)
6、値下がりが一度もない!常に今が「最安値」
出展:英国スタンレーギボン社
刷り散らかしにより価値が希薄化する現行貨幣とは異次元です。価値が上昇する事はあっても価値が減損する事はありません。
7、為替差損が無い
「ユーロが欲しければヨーロッパで売る」「米ドルが必要であればアメリカで売る」為替差損が発生しない唯一の世界通貨です!
8、歴史的資産(付加価値+文化財的価値)+貨幣としての実物資産価値
古代から歴史的な文化遺産は数多く存在しますが、実存している彫刻・絵画・建造物などの様々なジャンルの中で、その時代の歴史背景を研究品してより掘り下げて行けるのが「アンティークコイン」であり、研究者や博物館では展示品の花形とも位置づけられています。
9、圧倒的な価格上昇率
毎年収集家、投資家が増え価格が安定的に上昇しています。インターネット上で突然値下がりする恐怖におののくような株・FX ・バイナリとは大違いで安心できます。
10、究極のリスクヘッジ
日本で地震、津波、原発事故などの大型災害や戦争などの不測の事態でも持ち出しが楽で、新天地で生活を始める原資に最適です。
アンティークコインによる
資産運用のデメリット
リスクの中で一番現実的なリスクは盗難です。最低限度の対策をしていないと保険も受けてくれません。そのためセキュリティ対策が最重要です。
歴史的付加価値の付いていない「数物コイン」を法外な価格で販売している業者から購入され、短期での売買をお考えの場合、本来正当なコイン相場価格でしか取引されないリスクも有ります。
ただし、長期的な保有により市場での価格変動がリスク回避となり得ますのでそのような場合は、「相続」による親族への譲渡でリスク回避となります。
大量発掘は過去に何度か有りました。しかし、コイン市場の吸収力は大きく、その後なにもなかったかのように価格は延びています。
コイン偽造といったネガティブな話題もよく耳にします。コイン売買には第三者鑑定機関やアンティークコ インに精通しているプロフェッショナルの存在が重要になります。 偽造に限らず保存状態の見極めも非常に重要なリスクです。
アンティークコインによる
資産運用と資産保全のポイント
「現存数」と「グレーディング」が大事
希少なコインほど堅調に価格が上昇していきます。発行枚数が少ないほど希少性は高いですが、中世のコ インなどは現存数が大事です。またグレーディングが高いコインほど人気を集めます。コインは絵画や宝物と同じく歴史的資産の為、保存状態(鑑定グレード)が重要視されており、鑑定グレードの違いから同ーコインであっても何倍も価格の差が出てしまうこともあります。
1枚当たりの価格が高いほど上昇率も大きくなります
価格が数千万円を超えるような超希少コインは短期間で価格上昇が見込めます。
数万~数十万円の価格の低いコインは短期間に売買されることが多いため、売買差益はあまり見込めませんが、資産保全としての機能は十分に期待できます。
理想的な物質資産の条件
全ての条件をクリアする「実物資産」
アンティークコイン
01 世界中で通用する
02 価格が安定
03 高い換金性
04 持ち運びが簡単
05 維持費が不要
06 劣化しない
希少コインは減っていき増えることが無い
+
富裕層をはじめとして
コレクター人口は年々増加
安定した価格上昇で運用利益も見込める
知らなければ損をするアンティークコインの豆知識
-コイン本来の希少評価の表現とは?-
本来「レアなコイン」という表現は、フリードバーグカタログ(金貨の百科事典)等で「Rare」「VeryRare」と表記されているコインのみを指し示します。
更に発行枚数が1枚であるコインについては「Unique」と呼ばれており、コイン業界では「富と名誉の象徴」と位置付けされているのです。
日本の現状
未だ、景気回復の実感を得られない日本。
今後、減り続ける労働人口や社会保障など、私たちを取り巻く環境は決して良いものではありません。
世界を舞台としたコインでの資産の保全と運用は、日本の景気に左右されないことから、有用であると考えます。
日本を取り巻く不安
・超低金利・財政破綻・年金問題・消費者物価指数・所得低迷・格差問題
・国債1,000兆円越・国際情勢不安・円安による資産減・超高齢化時代・少子化問題
・年金/健康保険/セイフティーネット・労働人口の減少・有効求人倍率の低迷
・企業の海外シフト・歯止めきかぬ貧困問題・マイナンバー制
皆様のアンティークコインによる
資産運用と保全を
全力でサポート致します
世界中のオークションで売買
コインの価格は刻一刻と変化しています。世界中を飛び回るバイヤーが最新情報を基に、お客様の大切なコインを最適な価格で売買します。
コインネットワークを確立
オークション会場やコレクターなどコイン業界に精通したプロフェッショナルのコインディーラーのネットワークを独自に構築し、常に世界中の情報収集に努めています。